20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売いたしません。

※ヴィンテージは予告なく変更になる場合があります。

赤　辛口　フルボディ

産地：アイセンベルク
品種：ブラウフレンキッシュ100％

お勧め料理：
ジビエ、コールドミート、赤身の魚の造り、鰻、鰤の照焼

ヴェ・シーファーはオーストリアを代表するレラン「シュタイック」のソムリエ転じて、モリッツ、ETと並び称される同国赤のトップ生産者です。
ソートブルゲンラントの実家周辺の零細栽培農家を手伝いつつ、全くの独学で「エレガント・ブラウフレンキッシュ」の潮流を切り拓きました。看板ワインは「ライブルク」と「サパリ」です。
そのワインは高地の冷涼さがもたらす透明感溢れる高い酸、グリーン・シスト土壌由来の締まったミネラル、温暖なパノニア気候の影響で得られる凝縮感、古木ならではの深み、熟した果皮と開放木樽発酵、大樽熟成による滑らかで柔らか、濃密な「マジカル・タンニン」が持ち味です。
因みに苗字のシーファーは、独語でシスト（＝看板畑のあるアイゼンベルクの土壌）を意味します。

アイセンベルクきっての銘醸畑に1950年代に植えられた古木から造られたワインです。古木ならではの圧倒的な風味の深さと複雑さ、吸い付くようなキメの細かい「マジカル」タンニンが持ち味の、ウヴェ・シーファー・スタイルを世に知らしめた、オーストリア赤ワインの最高峰です。

ライブルクは、サパリの東に並ぶセイブリッツの、道を挟んで下方＝南に位置する小さな畑で、実際にはウヴェ・シーファーのライブルクは隣り合うファッシング畑のブドウも一部含んでいます。サパリと比較し、平均樹齢がより高く、やや土壌が肥沃なことから、よりゆったりとしたボディにダークベリーの果実味に円やかさがあり、タンニンも柔らかで厚みに富むため、リリース直後でも決して攻撃的ではなく、グリーン・シスト由来のミネラル感と果実味がタンニンに溶け込むまで熟成させてこそ、本来のポテンシャルを十全に発揮する、非常に長熟なワインです。

抜栓直後は閉じて風味が固くなりがちなため、最低4時間前の抜栓をお勧めします。