オーストリアの最南端、スロベニア国境と隣接するウェストシュタイヤーマルクは地中海性気候の影響もあり、温暖で湿度も高い地域です。
地域の名産はブラウアー・ヴィルトバッハーという黒葡萄から造られるロゼワイン「シルヒャー」です。
世界一酸度が高いロゼワインとも呼ばれており、日本の気候とも似た湿度の高いこの地域にぴったりのワインです。
そんなシルヒャーで最も名をはせている生産者の1人がラングマンです。
ラングマンは1700年代から続く伝統的なワイナリーで、代々、生産のほとんどがシルヒャーです。
現当主のシュテファン・ラングマンさんは、並々ならぬ郷土愛を持ち、シルヒャーを愛し、地元が誇るその素晴らしい味わいのロゼワインを世界に発信する代表的な生産者です。
真面目で情熱的な彼の造るシルヒャーは、酸度が高いだけでなく果実味豊富で土地由来のミネラルを存分に感じる非常にバランスの良いワインに仕上がっています。