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国際品種

オーストリアの赤ワイン品種

ブラウフレンキッシュ

ピノ・ノワールがオーストリアに伝わる途中で何らかの地場品種と自然交配して誕生したという説が有力です。
オーストリアの地場品種とされていますが、その歴史は古く、実際には東欧一帯で栽培されています。(国により名前が違う)一番多く栽培されているのはオーストリアの東隣りの国ハンガリーです。
晩熟種で雨を嫌う為栽培できる地域が限られ、オーストリアではハンガリー国境に近いブルゲンラント州とニーダーエストライヒ州東部でしか栽培されていません。
現地ではジビエに合わせる事の多いワインで、肉の臭みを上手く消して旨味を引き出してくれます。また、醤油との相性も良く、赤身の魚の造りにピッタリのワインで、特に鰹はお勧めです。

サンクト・ラウレント

ピノ・ノワールがオーストリアに伝わる途中で何らかの地場品種と自然交配して誕生したという説が有力な点は ブラウフレンキッシュと同じです。
フランス名はサン・ローランで、8月10日のサン・ローランの日頃に実が熟する事からこの名がつけられたようです。
栽培条件はほぼピノ・ノワールと同じで、産地はウィーンの直ぐ南のワイン産地テルメンレギオンです。
味わいにばらつきのある品種で肉料理には無難に合わせる事が出来ますが、魚料理は相手を選ぶ事があります。秋刀魚や焼き魚に合うタイプのワインもありますが、全てがとはいかないのがこの品種の特徴でもあります。

ツヴァイゲルト

ブラウフレンキッシュと サンクト・ラウレントを親に ツヴァイゲルト博士により創りだされた品種です。
オーストリアのワイン用葡萄で2番目の栽培面積があり、ワイン産地なら何処でも栽培されています。ロゼワインの多くもこの品種から造られる事が多いです。
フードマッチングの幅は広く、肉料理全般から赤身の魚にもお勧め出来ます。

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